午後7時すぎ、党本部に乗り付けた黒い車から小沢氏が降りると、カメラマンから一斉にフラッシュがたかれた。無言のまま会見場に現れた小沢氏は「意外な結果で驚いている」と、落ち着いた声で切り出した。
議決については「(不起訴は)捜査を尽くした結果で、最終的には検察サイドで適切な判断がなされると確信しています」と、きっぱり。「秘書を信じていたとの主張は不自然」との審査会の指摘も「政治家と秘書は、信頼関係で成り立っている。どこの事務所もそうで、自然な形だ」と、軽く受け流した。
小沢氏は、進退や参院選への影響、国民の政治不信に関する質問のいずれにも、冷静な口調で「検察の捜査によっても不正な金の受領はなかったことは明らか」と繰り返し、「国民も理解してくれる」と回答。「正確に報道してもらえばありがたいが」と笑いながら語りかける余裕も見せた。
小沢氏は、相次ぐ質問を「不正がないことだけ分かってくれれば政治不信は高まらない」と強弁して約5分で打ち切った。
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